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舞わずにはいられない

回転木馬のデッド・ヒート

 1985年、村上春樹が「回転木馬のデッドヒート」という短編小説集を出版した。
 文章によるスケッチ集、素敵な作品です。
 以下は、その "はじめに"から引用しました。少し長いですが…

(前略)これだけは僕自身のささやかな名誉のためにも断っておかなくてはならないだろう。僕は僕自身が楽になるためにこのようなスケッチを書き、世間に対して公表していいるわけではない。はじめにも言ったように、彼らは語られたがったいたのだ。そして僕はそれを感じたのだ。僕自身の精神が解放されるかどうかというのはそれとはまるで別の問題だし、少なくとも今のところこのような文章を書くことによって僕の精神が解放されたという兆候は全くない。
 自己表現が精神の解放に寄与するという考えは迷信であり、好意的に言うとしても神話である。少なくとも文章による自己表現は誰の精神も解放しない。もしそのような目的のために自己表現を志している方がおられるとしたら、それはやめた方がいい。自己表現は精神を細分化するだけであり、それはどこにも到達しない。もし何かに到達したような気分になったとすれば、それは錯覚である。人は書かずにいられないから書くのだ。書くこと自体には効用もないし、それに付随する救いもない。
(後略)

 前略・後略の乱暴な引用で、前後のつながりがなくわかりづらいかもしれませんが、以前ガツンと来た一説です。
 ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
 村上春樹さんご本人もお若かったので、少々乱暴にとんがった文章ですが、逆にこういうことを自分に課していらっしゃるんだろうなと感じた記憶があります。

 自分風に解釈すると、私は舞い踊ることが好きで好きで仕方ないけど、そこには何も期待してはいけないわけで、ストイックにただただ舞いたいと思う。
 好きな人に何かを期待したり救ってほしいと望まず、ただ一緒にいられることに喜びを感じるのと同じように穏やかな心でただ舞う。
 巫女舞は祈りで、舞うことにより天と地をつなぎ光の柱をたてることによって日々の幸せや健康や果ては世界の平和まで思うが、それは取りかかる姿勢であって、舞っている瞬間はどんな思いもそこには存在しない。祈りすらも。無心で舞う。村上春樹風に言えば、ただ舞わずにはいられないから舞うのだ。

 恩恵をいただくこと救われることは、後から気づくこと。
 そして、いただいているものや救いの大きさに後から気づいて愕然とする。そしてこの身が打ち震えるほどの感謝がわきあがってくる。合掌


JOHN
 さてさて、お話変わって。
 12月8日火曜日は恒例のジョン・レノン スーパーライブ、行ってまいりました。
 家人の友人いわく、このイベントを観に行く私たちのスタンスは法事だそうな(^_^;)

 オノ・ヨーコの呼びかけによってアーティストが武道館に集い、世界の恵まれない子どもたちに学校をプレゼントするチャリティライヴです。過去8回のライヴで22か国85校の学校の建設を支援したということで驚きつつちょっと嬉しい。
 出演はオノ・ヨーコをはじめ、浅井健一 泉谷しげる 奥田民生 Cocco BONNIE PINK 松本素生(GOING UNDER GROUND) 吉井和哉 LOVE PSYCHEDELICO Leyona ROCK'A'TRENCH などなどで、ほかに、松山ケンイチくんが朗読をしたり、ナレーション出演で山崎努/山崎直子などと豪華豪華。

 豪華出演者と書いたものの、私としては全然知らない人もいたりして、まるで国技館で焼き鳥つつきながら一杯飲みつつ相撲を見るような緊張感のないリラックスムードで、(飲み食いはしていませんが) ゆるゆる踊ったりしながら見ていました。
 が、その中で圧巻だったのは映像出演の忌野清志郎!!
 映像演出の部分では「??」もあったけれど、やっぱりキヨシロー、素晴らしい。私の妹が神と崇める人です。私はそんなに熱心なファンではなかったけれど改めてその魅力にやられました。
 ここ何日かはYou Tubeキヨシロー漬けです。ザ・タイマーズも素敵!! 妹よ、君のセンスは素晴らしい。


映画2012
※写真転載 映画 2012 オフィシャルサイト

 おまけのような話題。

 12月13日、日曜日、映画「2012」観に行ってきました。
 う~ん、う~ん、う~ん、何だったのでしょう、何と言えばいいのでしょう?
 私は地震が嫌いだ恐いのだ、ということを改めて実感するためだけに見てしまったような………
 アメリカ人のヒューマニズムって何なんでしょう?
 映像は素晴らしかったです。大きな画面で大迫力でコンピューターグラフィックの勉強をしている方には、とても為になるのでしょう。か?

 家に帰って、家人が衝動買いしたマイケルのライブDVD観賞。
 感激した~~~!!
 こちらは正真正銘の大感激で言葉になりません。
 繰り返し見るんだと思います(^^)

 長い長い文章になってしまいました。
 読んでくださって、本当にありがとうございます。
 感謝いたします。

             合掌


ライヴ・イン・ブカレスト [DVD]
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テーマ : 巫女舞 スピリチュアルダンス 神聖舞踏
ジャンル : 心と身体

tag : ジョン・レノン スーパーライブ

This Is It

Michael Jackson's This Is It

 製作発表を聞いた時から楽しみにしていた、Michael Jackson's 「This Is It 」
 思わぬ連休をいただいたき時間的に余裕ができたのと、うまい具合に指定席もゲットできたので予定より一週間早く観てきました。

 この夏ロンドンで開催されるはずだったコンサートのリハーサル風景、2009年の4月から6月までの記録映像。とてもよかったのは、センチメンタルな作りではなく淡々とした記録だったことで、なおかつ非常に質の高いミュージックビデオのように完成された作品で、コンサートを見ているように心躍りました。
 映画のエンドタイトルロールが流れ終わり、明るくなり始めた会場から拍手。割れんばかりの拍手。思わず涙うるうるでした。ははは(^_^;)

 小さい時から踊っていた私は高校生の時に劇団に入り、18才からはパフォーマンス集団を主宰し、いろいろなダンスのコピーやそこにバリエーションを加えたパロディーなどを手掛けていました。
 ハリウッド黄金期のMGMミュージカルから始まり、通過儀礼のように、当時最新流行のマイケル・ジャクソンの 「Thriller」や「Beat It」を完全コピー。それはそれは膨大な時間がかかりました。
 でも当時の私にとっての踊りの神様はモーリス・ベジャール、そのジャンルはバレエという言葉のみで呼ぶには、もったいないほどの壮大な舞台造りと振付の鬼才、20世紀バレエ団の主宰者。
ベジャール

 当時の私にとってマイケル・ジャクソンは「最新流行」であって、それ以外の何物でもなかったのかもしれない。
 陳腐な表現かも知れないが、今回、彼の訃報を耳にした時にそれは覆され、自分の中でマイケル・ジャクソンの存在がいかに大きかったか再認識した。

 まさに、この映画「This Is It 」の中の彼は、とてつもない存在感で世界中から集められた素晴らしいダンサーたちの中で、その身体が異質のものであるようなエネルギーを放っていた。マッチョで筋肉質な男性ダンサーの中、何一つ筋力を使っていないように見える独特のムーブメント、特にBeat Itの最初の部分の存在感は圧巻だった。
 そして、きっと彼は舞台に立たないその時間の大半を祈りにさ捧げていたのではないかと思わせるほどのメッセージ、動きのひとつひとつにメッセージが込められている。
 音と踊りの神様が乗り移っているような舞台でした。


 彼の生き方など、いろいろ好みの問題はあると思いますが、踊りに興味のある方、舞台作りに携わっている方、音楽が好きな方ははぜひご覧になっていただきたいと思いブログに書かせていただきました。

 11月になり、今年もあと2ヶ月。
 何一つうまくできないまま、目標も達成できないまま今年が終わってしまいそうな、いつもながらアタアタの稽古の道や日常に、素晴らしい元気と勇気を与えてくれたマイケルに感謝いたします。

 そして、皆様…長く稚拙な文章をお読み下さって本当にありがとうございます。 
 いつも、ありがとうございます。
                                合掌


マイケル・ジャクソン THIS IS IT - オフィシャルサイト

Michael Jackson's This Is It


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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

ベック & クラプトン 巫女舞

20090222075135
行ってきました!
ジェフ・ベック & エリック・クラプトン ライブ!
昨夜は、さいたまスーパーアリーナにて世界一のウニいくら丼大盛の豪華さ!

三味線は初代竹山、ギターはベックが、弦の神様だ~!と個人的に思っています。
悲しいことに、初代竹山の生ライブに触れることはできなかったのですが、
ベックのギターを聴くと不思議なんですが竹山の即興「岩木」を思いだします。

ああ、至福。


本日は宇都宮巫女舞ワークショップです。
楽しみ、楽しみ!

埼京線車中にて 合掌


ごあいさつ
このブログにお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
舞っている以外はのんびりんこゆったりんこの日々を過ごしています。更新がゆっくりで恐縮です。
Facebook、Twitterは日々ポストしております。
皆様の生活に愛と光、幸せと喜びが満ち溢れますように。

これからも、舞い、踊り、呼吸し、愛し、今まで以上により精進していく所存でございます。
(since 2009.2.11)
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阿利 -ALI-

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プロフィール

阿利 -ALI-

Author:阿利 -ALI-


幼いころ歩くと同時に舞い舞いし始め、1981年から各種ダンスの指導を開始。現在はDance Unit SHINRA にて、神舞 巫女舞 銀河縄文舞 タオダンスのレッスン・公演・ご奉納など行っています。
各種ワークショップ、「歩行と丹田ムーブメントの教室」も開催中です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。

Photo by ELEN KANAI



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※1999年1月~2004年6月
 【紫の部屋】

※2004年10月11日~05年8月
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※2005年8月1日~ 
 【舞と旅のブログ】に移行。現在も継続中です。

※2008年5月10日~09年2月10日
 毎日更新してみたいと奮起し、がんばってました。よろしかったらご覧になってくださいませ。
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