立春

暦の上では春になりました。
立春です。おめでとうございます。
佐々木幹郎先生の著書「旅の溺れる」によると
この「おめでとう」という詞は、現在は、いまがめでたいから祝う、という意味でつかわれているが、もともとの日本語には、時制がなかった。過去に今と同じめでたい状態があり、将来もめでたいことがあるように予祝する、というふうに使われていた。
繰り返し同じ状態になるように、祝いの詞を告げる。 ―後略―
と、あります。
気候的にも状況的にも春まだ遠い、おめでたいにも程遠い日本ですが、たおやかな日本語の言霊によって少しでも春の息吹が人々の上に届き、晴れやかな日々を感じさせてくれたらいいのにな、と思います。
今月の18日、ご縁をいただき宮城県亘理町東郷の仮設住宅に舞いをお届けに上がります。
震災があってから、2か月ほど呆けてしまい、その後去年のGWあたりから、何とか人のお役にたてないものか、舞をお届けに上がれないものかと考えていたのですが、行動力もなくご縁を見つけられず悶々としていました。
いま思うと、精神的にも身体的にもすべての準備ができていなかったのだと思います。
遅ればせながらという反省の念と共に、今回いただけましたご縁に感謝し、皆様に喜んでいただけるように何か工夫はないものか、より良いものを作るにはどうしたらいいかと、リハーサルに励んでおります。
少しでも皆様のお役に立てますように。
すべての方の心穏やかな日々のために舞えますように。
ありがとうございます。
合掌
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まとめteみた【日々の舞い舞いタオ感謝】
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